歯周病

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〒351-0114埼玉県和光市本町1-13 鈴森駅前ビル1階

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歯周病菌を排除する「原因療法」を行い
「再発」「再治療」を防ぎます。

必ずお読みください:なぜ「歯周病」を繰り返してしまうのか?

歯周病を治療しても、また数年後に病状が再発し、再治療を余儀なくされる方は少なくありません。
なぜこのようなことが繰り返し起こってしまうのでしょうか?

それは一般的に行われている治療が「非科学的」であり、「場当たり的」なものだからと私たちは考えます。
その理由について、さらに詳しくお話ししていきましょう。

非科学的・場当たり的な治療の限界

歯周病を根本的に改善するためには、その原因である「歯周病菌」にアプローチすることが大切です。

しかし一般的な歯周病治療では「プラーク」や「歯石」など”目に見える表面的な部分”のみを治療の対象としています。
つまり従来の治療は「細菌」に焦点を当てて治療しているようで、実は表面的な部分にしか対応しきれていないのです。

もちろんプラークや歯石をしっかりと除去することは大切です。ただこれらを除去したとしても「目に見えない細菌」を除去しなければ、歯周病は再発を繰り返してしまいます。

では「すべての細菌を徹底的に除去すればいいのか」といえば、それはそれで問題があります。
なぜならお口の中の細菌はすべてが悪い菌ばかりではなく、その中にはお口に有益な菌も存在しているからです。
良い菌まで除去してしまうと、口腔内の細菌バランスが崩れてしまい、かえって歯周病を悪化させてしまうおそれがあります。
歯周病の治療では、歯周病を発症させる原因菌を特定し、その菌のみにアプローチしていく必要があります。

以上を踏まえ、当院では科学的にお口の細菌を分析し、病気を根本から改善する原因療法を行っています。
詳しくご説明します。

まずはお口の状態を「科学的に分析」します

まずはお口の状態を「科学的に分析」します

当院の歯周病検査では従来のレントゲン検査や歯周ポケット検査、生活習慣の問診に加え、以下の項目の検査を実施しています。
これら複数のデータから歯周病の根本の原因や病原菌の種類を特定し、その原因に直接アプローチする治療を可能にしています。

位相差顕微鏡検査

位相差顕微鏡検査

特殊な顕微鏡(位相差顕微鏡)を活用してお口の細菌を観察し、菌の活動性や種類等を確認します。
この検査は治療前と治療後に実施し、治療前後での変化を確認します。

CT検査

CT検査

歯周病は顎の骨を溶かしていく病気です。
CT検査によって骨の減り具合を正確に把握し、どのくらい歯周病が進行しているのかを診断します。

唾液検査

唾液検査

唾液の性状や中に含まれる細菌数を調べ、歯周病・虫歯のなりやすさのリスクを測定します。

検査結果をもとに「治療計画」を作成し、歯周病菌に直接アプローチします

当院では一般的に行われているプラーク・歯石除去のほか、検出された病原菌に最も効果的な手法で「殺菌」を行います。

バクテリアセラピー

バクテリアセラピー

バクテリアセラピーは、人体に良い影響を与える微生物(善玉菌)を活用して体質を改善していくことを目的とした治療法の1つです。
近年の研究が進むにつれ、バクテリアセラピーは歯周病の治療にも有効であることが明らかとなってきました。
歯周病治療におけるバクテリアセラピーでは、お口に有益な善玉菌を積極的に取り入れ、口腔内の細菌バランスを整えながら歯周病菌(悪玉菌)の働きを抑えます。

骨再生療法:失われた骨を回復させる

骨再生療法:失われた骨を回復させる

歯周病の本当に恐ろしさは、病状が進行すると歯を支える骨が溶かされ、やがて歯を失ってしまう点にあります。
実際に歯周病は歯を失う原因全体の4割を占め、50代を過ぎるとその原因の5割以上を歯周病が占めるようになります。

残念ながら一度失われた骨は、そのままにしておいても元のように回復させることはできません。
しかし近年「歯周組織再生療法」という治療法が確立し、失われた骨を再生させることが可能となりました。
当院においても中等度~重度の歯周病に対し、次のような歯周組織再生療法を行っています。

GTR法

GTR法

GTR法(歯周組織再生治療)は「メンブレン」と呼ばれる人工膜を、骨と歯肉の間に挿入することで、骨の再生を促す治療法です。
個人差はありますが、数ヵ月後には骨の再生が完了します。

エムドゲイン

エムドゲイン

エムドゲインは骨や歯根膜を再生させる歯科の新素材で、骨が失われた部位に塗布することで、新たな骨の再生をうながす効果があります。安全性も確立され、身体へ悪影響を及ぼす心配もありません。

歯周外科治療:可能な限り「抜歯」を回避する

上記にあげた歯周病治療で病状が改善されないケースでは、以下に挙げる「歯周外科治療」を行う場合があります。

FOP法(歯肉剥離掻爬手術):歯周ポケットの奥深くの歯石を除去

FOP法

歯周病が進行して重度になると歯周ポケットが深くなり、治療をしても器具がポケット内に到達せず、プラークや歯石などを取り残しやすくなります。
このようなケースでは歯茎に麻酔をした後、一部を切開して深い部分の歯石を取り除く「FOP」を行います。
奥深くの歯石を除去することで、深い歯周ポケットも浅くなり、プラークが溜まりにくくなります。

ルートセパレーション:「分岐部病変」の治療

ルートセパレーション

奥歯の分岐部(根っこの分かれ目)は治療器具が届かない位置にあるため、この部分の歯石を取るためには「ルートセパレーション」という特別な処置が必要になります。
右の画像で赤く囲った部分が「分岐部病変」です。
このようケースでは根っこの分かれ目にそって歯を2つに分割し、清掃しやすい形態に整えます。
その後、分割した歯に被せ物を装着し、見た目を回復させます。

歯肉移植手術:見た目を回復する

歯肉移植手術:見た目を回復する

治療によって歯周病が改善しても、歯ぐきの退縮によって歯が長くなったように見えてしまうことがあります。
当院はこのようなケースに対し「歯肉移植術」を行い、見た目を回復させます。

歯肉移植手術:見た目を回復する

歯肉移植手術には高度な技術を要するため、治療できる歯科医院が限られています。
「お口の健康」と「美」の両方を追求したい方は、ぜひ一度当院に相談ください。

当院は「歯科衛生士担当制」を採用しています

当院は「歯科衛生士担当制」を採用しています

歯周病の再発を防ぐためには、長期的なメンテナンスや管理が欠かせません。
また「細菌感染症」にくわえ「生活習慣病」という要素も併せ持つ歯周病は、その改善のために生活習慣や食生活を見直すことも必要です。

歯周病の治療や再発予防では、医院側に「計画的な管理」と「患者さんのライフスタイルへの精通」、さらに「患者さんとの長期的な信頼関係」が求められます。
これらを達成させるためには、ドクターの経験・技能はもとより、実際に管理を行う歯科衛生士の技能や人間性も重要な鍵となります。

そこで当院では歯科衛生士を「担当制」とし、おひとりの患者さんを専属の歯科衛生士が長期的にサポートをする体制を整えています。
幅広い知識と経験を持った歯科医師と歯科衛生士が密接に連携し、さらなる治療効果を実現します。

最後に:担当医からのメッセージ

当院では担当ドクターと担当歯科衛生士、そして患者さんを「1つのチーム」とし、治療を進めてまいります。

これまでの歯科治療は、医療側が主導となって治療を行うのが通例でした。
しかしお口の病気は患者さんの協力がなくして、良好な結果も予後も生まれません。

私たちが考える「治療のゴール」とは、一時的に症状が安定することではなく、その状態を生涯維持し続けることです。そのためには歯科医院での定期的なメンテナンスだけでなく、ご自宅でのおセルフケア、つまり患者さんの協力が必要です。

ただ「お口のケア」の重要性を頭では理解していても、多くの方は実行することができません。
しかしこれは患者さんの責任ではありません。
私たち歯科医療従事者が「歯の大切さ」を理解してもらえるように真剣に取り組んでこなかったからです。
当院では多くの時間を割いても、皆さんに「歯の大切さ」を理解していただくための努力を惜しみません。
皆さんにもぜひ、私たちチームとともに、お口の健康維持に取り組んでいただけたら幸いです。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

  • web予約
  • Mail相談

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